感染性胃腸炎を予防しましょう
更新日 平成22年4月7日
感染性胃腸炎とは?
感染性胃腸炎とは、細菌やウイルスが原因となって腹痛や下痢をきたす病気の総称です。
原因となる主な細菌は、病原性大腸菌やサルモネラ、カンピロバクターなどがあり、ウイルスでは、ノロウイルスやロタウイルス、アデノウイルスなどがあります。
その中で、冬季に多く発生する代表的なものがノロウイルスによる感染性胃腸炎です。ノロウイルスの特徴をよく知って、予防とまん延防止をすることが重要です。
どうやって感染するの?
ノロウイルスの感染の特徴
- 食中毒で代表的なサルモネラ菌などは100万個以上が体内に入らないと感染しないが、ノロウイルスは10~100個たらずで感染し、発症率が高い。
- 主に食品を通じて感染するが、人から人への感染力も極めて強い。
- 食品の鮮度に関係なくウイルスに汚染されたものを口にすることで感染する。
- 感染者がすべて発症するわけではない。
- 「はしか」や「風しん」のように一度発症すると生涯かからないというものではない。ノロウイルスといってもいろいろな種類があることと関係しているといわれている。
- 幼稚園、保育所、学校、福祉施設等で発生すると集団発生になることがある。
主な感染源
- 二枚貝 (カキ、アサリ、ハマグリ、しじみ、ムール貝など)
- 手についた患者の便 (汚染された手で触れた食材や物等を介して口に入って)
- 患者が吐いたもの (吐物処理した手を介して。また、処理が適切に行われずに残存したウイルスが舞い上がり、それを吸入して)
- 非加熱食品 (ウイルスに汚染された水、調理具を介して汚染)
感染するとどうなるの?
ノロウイルスによる感染の主症状は急性の胃腸炎です。通常は食べてから数時間~数日(平均1~2日)後に激しい吐き気や嘔吐、腹痛、下痢(水様便)、発熱が生じますが、他に頭痛、上気道炎など、風邪に似た症状が主な場合もあります。後遺症はありませんが、ひどい下痢が続いた場合脱水症状になることもあり、入院・点滴などの処置が必要になります。
これらの症状は1~3日で治まりますが、便には2週間ほどウイルスが含まれますので、感染者は手洗いや入浴の際に十分な洗浄が必要です。
※ 免疫力の弱い幼児や高齢者などでは症状が重くなる場合があり、注意が必要です! 体調不良の時には、自己判断せず、まず医療機関へかかりましょう。
感染を予防するには?
食品からの感染を防ぐ
- ノロウイルスは比較的熱に弱いため、食品の中心まで十分熱を通すようにしましょう。(中心温度85℃で1分間が目安です)
- 調理器具を介して二次感染する可能性もあるため、まな板、包丁、ふきんなどはよく洗い、熱湯や塩素系漂白剤で殺菌しましょう。
人からの感染・人への感染を防ぐ
- 手洗いを励行する
感染予防の基本は手洗いです。特に調理前、食前、トイレの後や下痢をしている乳幼児や高齢者の世話をした後及びおう吐物の処理後などは、石けんと流水で手指をよく洗いましょう。
汚物は衛生的に処理する
吐物、下痢便の中にはノロウイルスが大量に含まれています。処理する時にはこれらに直接触れないように手袋やマスクをしっかり着用し、雑巾・タオル等でしっかり拭き取ってください。拭き取った雑巾・タオルはビニール袋に入れて密封し、捨てることをお勧めします。その後、薄めた塩素系消毒剤(商品名:ピューラックスでは60倍、ミルトンでは10倍に薄めます)や家庭用漂白剤(商品名:ハイター、ブリーチなどでは50倍程度に薄めます)で吐物や下痢便のあった場所を中心に広めに消毒してください。処理後は手指をよく洗いましょう。
また、衣類が汚物で汚れた場合にも、手袋やマスクをした上でバケツ等でまず水洗いし、更に同じように薄めた漂白剤等で消毒しましょう。もちろん水洗いした場所も消毒してください。他の衣類と分けて洗濯するとともに、十分に乾燥させましょう。
消毒液の作り方(汚物処理時)
| ミルトン など | 10倍 |
原液10ml + 水 90ml |
| ハイター、ブリーチ など | 50倍 |
原液10ml + 水 490ml |
| ピューラックス など | 60倍 |
原液10ml + 水 590ml |
入浴
下痢をしている人は、一番最後に入るようにしてください。症状のある方は特に乳幼児やお年寄りと一緒に入らないようにしてください。また、浴槽のお湯は毎日交換しましょう。
おむつ交換
オムツの交換に際しても細心の注意を払い、一人の処理が終わったら、必ずよく手を洗うことが必要です。
その他
症状がある場合には、できるだけ集団の場への参加は控えましょう。
このページに関するお問い合わせ
保健所 地域保健課感染症対策係 電話:0246-27-8595 ファクス:0246-27-8607
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